成人の日と赤いチマチョゴリ
今日は成人の日。
私は、成人式の日は、赤いチマチョゴリを着た。
赤いチマチョゴリは、私の小さな決意表明の色だった。
その当時、つかこうへいが大好きだった。
つかこうへいの小説は全部読んだ。
「広島に原爆を落とす日」という小説がある。
内容は賛否両論だが、フィクションの小説として捉えるとして、
緑の山の上に赤いチマチョゴリを着た女性が、空に向かって手を広げて
恋人の乗った飛行機を受け止めるシーンがある。
緑と赤のコントラストが、私の心の中に強く残った。
愛する人を想う情熱が山を燃やす炎のように感じたのだ。
赤の力。自分の心の底から湧き上がる強い情熱。意志。
私は、あの日、成人の日、名前を韓国名に変えて生きることにしたのだ。
恋人のことも、周りのことも、問題はたくさんあったけれど、
自分に正直に生きたいと、心から思ったのだ。
あの日の赤は、私にとって、自分を変えるきっかけとなった色なのだ。
今日、ちらほらと見かけるきれいな晴れ着姿。
成人の日の今日、思い出したあの日のこと。

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