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LET IT BE

心に残っているドラマがある。
題名は忘れたが、NHKだったような記憶がある。

関学の元アメフト部猿木さんをモデルにしたドラマだ。
猿木さんは、アメフトの試合中に敵陣の選手にタックルされ、
脊髄損傷して、下半身不随となった。

猿木さんの役を柳葉敏朗。その彼女の役を二谷友里恵。
妹の役が藤谷美和子だった。

怪我をした当初、ファンの花でいっぱいだった病室。
それが、長い入院生活の間、花がなくなり、友達は就職活動に忙しくなり、
ひとり病室でぽつんと寝続ける柳葉さん。

退院したとき、彼女が結婚して一生添うと言ってくれた時、
彼女に、わざと、「なあ、トイレ連れてってくれ」と言う。
びっくりする彼女。
「僕と結婚するってことは、こういうことなんやで。」と言って、
彼女に別れを告げる。どうなるかわからない自分の人生に、彼女を巻き込むことはできなかったのだろう。

そして、いろいろあり、スター選手であったことと今の自分との間で苦しみもがく彼。
それをずっと見てきた妹が、電車で知らない駅に連れてくる。
「お兄ちゃん、これから車椅子で生活するってこういうことなんよ。
自分で生きて行くってこういうことなんよ。一人で帰ってきなさい。
昔のプライドは捨てなさい。前向いて歩きなさい。」と言って、
車椅子の彼を駅に置き去りにする。
ひとりぼっちになって、おろおろする彼。
プライドがあって人に「助けて」とは言えなかった彼。
通り過ぎていく人並みの中で決断して、声をかける。

「すみません。車椅子を駅の上に上げてください。」

何人かに助けられて車椅子に乗ったまま駅の階段を運ばれていく彼のバックに流れるのが、
ビートルズの「LET IT BE」。

「困難にぶつかったとき 聖母マリアが現れて僕に言った
 なすがままに生きなさい 

 曇り空の夜にも 一筋の光がある
 明日まで そのままに
 なすがままに生きなさい 」

http://jp.youtube.com/watch?v=4oZYqAeIdYk

「なすがままに生きる」と言うことは、「流されて生きる」と言うことではない。
流れは、自分で変えることもできる。
そう、このドラマを見て思った。まだ、私、学生だったけどね・・・。

この後、猿木さんは、税理士の資格を取って、現在大阪で税理士事務所をしている。

人にはそれぞれ与えられた違う人生がある。
流されて生きることも、流れを変えて生きることも、自分の選択なのだ。

さあ、これから、私のオリジナル人生、どう流れていくのか、どう流していくのか。

ふと、この曲を聴いて、思ってみたりする。

聖母マリアは、誰の心の中にもいるのだよね。


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