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Jupiter

珍しく、朝寝坊した。

朝方、夢を見た。

友達のエムコと私が、二人で駅に向かって急いでいる。

山の上にあるお寺に行くために、電車に乗るためだ。

小さな小さな駅だった。電車は一両しかない単線。

駅に急いだのに、電車に乗り遅れてしまった。

売店のおばちゃんが、電車に間に合わなかった私達に、

「もう、あと、2,3日すると、タクシーで上には登れんようになるから、
急ぎやったら、ここから、タクシー乗ったらええよ。」

と、言ったけれど、私とエムコは顔を見合わせて、

急がなくていいよね、のんびり電車で最寄の駅まで行って、

風景見ながら登ろうと話して、電車を待つことにした。

ってところで、目が覚めた。

起きて、寝ぼけ眼で携帯を見たら、

今、夢の中で会ったばかりのエムコから着信があった。メールも入っていた。

ただならぬ内容に、パジャマのまま電話をした。

終わりを選んだのね。

彼女の決断を促したのは、

なんと、思い立って行ってみた山の上のお寺に向かう道中だったらしい。

正夢やん・・・。


何がよくて、何がよくないのか私にはよくわからないけれど、

いつも言ってることだけど、

切れるべき縁は、切れるときに切れる。

繋がる縁は、自然に繋がっていく。

それが、自分のキャンパスの中の自然淘汰なんだ。


強気な彼女も、優しい彼女も、泣き虫な彼女も、

私は知っているつもりだ。

いつかは、今日の日が来る気がしていた。

だけど、利口な彼女だから、

気づくのは自分自身だと思っていたし、

いつか気づくだろうと思っていた。

だから、あえて、いろんなことを言わないでいたよ。


遅かれ早かれ、その時が来ただけ。

エムコは、彼を心から愛して、信用しようとして、

そして、自分のエネルギーを一身に注いだ。

私は、ずっとそれを見てきたよ。

そして、エネルギーの消耗が、エネルギーを自家発電するのにおっつかなくなっているエムコを、

心配していた。


いつもパワーがあるエムコ。

いつか、自分の力でまた元に戻る日が来るんだと思っていたよ。


彼女は紫の人。赤と青が心の中に共存していて、紫の輪を作り出している。

赤は、自分で考えて自分で進まなきゃいけない。

青は、自分で考えて、心の中の声に耳を澄まさなきゃいけない。

そしてふたつが混ざった紫は、自分の精神性を飛び越えなきゃいけないのよ。


潔い彼女だけれど、涙はいっぱい流している。

いっぱいいっぱい流していいのよ。

涙は浄化の色。そこに留まるために流すのじゃなくって、前に進むために流すもの。

学習がひとつ終わったんだよ。

エムコは、彼と出会って愛したことに、なんの悔いはないと言っている。

この涙の理由がわかるのは、涙が枯れたあとだろうね。


人を引き寄せて繋げることのできるエムコ。

そのことを、ちゃんと見てくれてる人、大切に思っていてくれる人は、

たくさんいるよ。私を含めて・・・。

きっと、今年の8月は、スタバで、また二人でお茶飲みながら、

去年みたいに、夏はやっぱトーンダウンするわ~って、笑って話してるよ。

今日のことも、笑い話になって・・・。


タクシーに乗って、急いで登らなくっていいやん。

ゆっくり、歩いて、

お日さまのまぶしさや、風の心地よさや、木の香りを楽しみながら、

登って行こうね。


さっ、また新しい週がやってくる。

いつかの今日に向かって、毎日が動き出す。


「私のこの両手で何ができるの?
 痛みに触れさせて そっと目を閉じて

 夢を失うよりも 哀しいことは 自分を信じてあげられないこと

 愛を学ぶために 孤独があるなら
 意味のないことなど 起こりはしない 」


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